〇〇でないと、自分には価値がない?

仕事をしていないと、いい母親でないと、がんばっていないと、自分には価値がない。そんな風に感じたことがある人はいらっしゃるでしょうか?特にそんな風に考え込んだことはなくても、自分の仕事を人に任せるのが苦手だったり、この業務ができるのは自分だけ、という状態をなんとなく手放せないという方も、もしかするとおられるかもしれませんね。

会社員時代を思い返すと、社会人たるもの、責任感をもって業務に当たらなければいけないというのは、私の強い信念のようなものになっていました。
その信念たるや。

多少熱があろうと、体調が悪かろうと、電車が止まろうと、なんとかして会社に行こうとする。今思うと、ほんとよくやったな(笑)と思うこともあります。(熱を出しながら会社に行くなんて、今ならとんでもないですしね。)

そして、『これ、できる?』『やっておいてくれる?』と上司に頼まれようものなら、ふたつ返事で請け負う。そんな調子だったので、いつのまにやら業務はどんどん増え、(自分は一体、何屋さんなんだ?)という状態に陥ることもありました。毎日仕事が終わるときには疲労困憊ということも珍しくなかったように思います。

そんなに、仕事が多いなら、他の人に頼ればよかったのに。体調が悪ければ、休ませてもらったらいいのに。と今なら思うのですが、当時はそんなこと思いもしなかったばかりか、そういった考えに嫌悪感さえ頂いていたように思います。

任された仕事を期待通りに仕上げなければ
人に迷惑をかけないようにしなければ

そうできない自分は嫌だし、そんなことをしていたら、今の仕事も立場も今まで築いた信頼も失ってしまうかもしれない。
そんなことをしたら、自分の評価や価値を下げてしまうかもしれない。そんなある種の恐怖に近い感情が私を突き動かしていたのかもしれません。

トラストコーチングスクールで、コーチングを学ぼうと思ったとき
自分を信頼できていますか?
というメッセージには、正直少し心がざわざわしました。

深く考えたことはなかったし、自分の自己肯定感が低いだなんて思っていなかったけれど、『何かを頑張っている自分、何かができる自分
だから、価値があり求めてもらうことができている。』という感覚を持っていたんだと思います。

たとえ、人の手を借りることになっても、手放す仕事があっても。自分を信頼することができていれば、仕事を抱え込む以外に、きっといろんな手段があったはずです。

それは例えば今後、同じ仕事をする人に働きやすい環境を作っていくために役立ったかもしれないし、新しい業務に携わることで、誰かの能力を伸ばすきっかけになったかもしれない。もしかすると、業務過多になっているとは、まわりは感じていなかったかもしれないですしね。

また、1人で業務を抱え、なんとかやりくりしようとしている私は『任された仕事は自分の力で責任をもってやり切るものだ』という無言のプレッシャーをまわりに与えていたかもしれません。心や体を疲弊させることなく、孤独を感じることなく、誰かと何かを作り上げるという感覚と時間をもっと大切にできたのではないかと感じています。きっと、こんなことを当時の自分が見ると、なんか甘いこと言ってるな~と感じたかもしれませんが。。

自分を甘やかすことと、承認できることは、まったく異なること。自分を承認する視点が乏しい場合は、過剰に自分を追い込むようなセルフトークを繰り返してしまうこともあるかもしれません。ですが、どんなにひとりでなんとかしようと頑張っても人は1人で生きていくことはできませんし、1人で抱え込む必要もありませんし、何かをしていないと価値がないなんてこともあるはずがないのです。

自分が、どんな風に誰かのために貢献できているか?
改めて考えてみると、今現在もきっとあなたの存在は誰かを支えているはずです。

コーチングを学ぶことは、視点の数を増やすこと。

自分や、まわりの人に対して多くの視点を持ち関わることは、きっとあなたの見ている景色を少しづつ変えていくことになります。
コーチングを学んでもうすぐ2年。まだまだ、私の見ている景色も変化をしていきそうです。

 

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Profile

TCS認定コーチ/一般社団トラストコーチング法人営業部
藤田 純子(Junko Fujita)


大手人材会社で8年間医療福祉業界の人材サービス業に携わる。手がけたスタートアップのうち、介護職の人材紹介部門はのちに業界トップシェアを獲得。
その後、同社人事部にて教育部門を設置。新人研修、リーダー研修など年間のべ1,500人以上の幅広い社内の人材育成研修を担当する。


現在は、トラストコーチングスクール認定コーチ型研修講師として、企業研修や、ビジネスパーソンへの個人コーチングを提供。