“見方”を変えると、広がる可能性

小さいころから、よく家にあった八朔。いつも、母の実家から送られてくる八朔は酸っぱくて苦くて得意じゃありませんでした。

今年はそんな八朔をもらってきて、初めてジャムにしてみました。改めてよく考えたら、マーマレードジャムってほぼ皮を食べているんですよね。あの苦くて分厚い皮が、ジャムになるとほろ苦くて甘くて、とってもおいしい。(苦みを抜くために吹きこぼしを何回もしたり、それなりに手はかかります。笑)

好きじゃなかった部分、苦手だった部分が、丁寧に手を施されることで、素晴らしいと思える部分に変化するって、素敵なことだなぁ。とぐつぐつとジャムを煮込んでいる間にふと考えていました。

最近はというと、法人チーム(所属するトラストコーチングスクールの中で法人向けサービスを提供できるコーチのチーム)の仲間と、日々営業活動を頑張っているのですが、自分の力不足を本当に痛感する毎日です。ときには、私ずっと営業もしてきたのにな・・なんて否定的な言葉も顔をだし、自分で自分を追い込んでしまうことも。

そんなとき、『私はこれが苦手なんです。』と言い切ってあきらめてしまうことができれば、楽なんだろうなぁと妄想することもあるのですが、心の中に、本当にそれでいいの?という問が生まれて、それがなんとも心地が悪く、まだまだあきらめられそうにありません。

コーチとして活動する中では、チームとはいえ会社に属しているわけではないので、仕事の中でも強制されてしていることはひとつもないんです。だから、いつもこれは自分で選んでしていることで、自分で選んで身をおいている環境だということを肌身で感じています。

この感覚を持てていることって、めっちゃ大事だなぁと思っていて。

会社員のときは、どうしても厳しい環境にぶち当たった時に、やらなきゃいけないから、とか。これはこういうものだから。とか、自分の脇に責任を置きがちだったんですよね。会社に身を置き、その仕事をしていることを選んでいるのは自分だったのになー。

自分の意思で、自分の選択を作っているっていう実感を持っていると、よくも悪くも、誰かや何かに不満が溜まることがなくて、心はとても健全だなと思う。(笑)

今までもこれからも、(そして何ならこの今もね)自分の力不足に不甲斐なく感じる瞬間はあるだろうけれど、そんなときは、このマーマレードジャムを思い出して、自分ののびしろにこそまだまだチャンスが眠っていると信じて、あきらめずにぶつかっていける自分でありたいものです。

信じて行動を繰り返す先にしか、理想の未来はこない。なんだかそんなことを教えてもらったような気がしながら、ジャムを煮込む時間。なかなかの熱血を発揮している自分にちょっと笑ってしましました。笑

ちなみに、手作りマーマレード。とてもとても美味しかったんですが、自分で作ってみて初めて驚くほどのお砂糖がジャムに入っていることを実感。冷静に考えると恐ろしい量です。。手をかけただけおいしさも倍増するようで、ついつい食べ過ぎてしまうのでした。

 

 

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トラストコーチングスクール認定コーチ
キャリアアップコーチ 藤田 純子

 

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Profile

TCS認定コーチ/一般社団トラストコーチング法人営業部
藤田 純子(Junko Fujita)


大手人材会社で8年間医療福祉業界の人材サービス業に携わる。手がけたスタートアップのうち、介護職の人材紹介部門はのちに業界トップシェアを獲得。
その後、同社人事部にて教育部門を設置。新人研修、リーダー研修など年間のべ1,500人以上の幅広い社内の人材育成研修を担当する。


現在は、トラストコーチングスクール認定コーチ型研修講師として、企業研修や、ビジネスパーソンへの個人コーチングを提供。