『好きなこと』を仕事にするために

好きなことをして生きていくということ

誰にも予想できないような想定外のこともたくさん起こった1年余り。会社員を卒業して間もなく、Withコロナの時代に突入しましたが、あっという間のようで、とても濃い時間だったなぁというのが率直な感想です。

平日は、仕事が全てといった働き方をしていた会社員の頃、好きな場所で、好きな人と、好きなことをして生きる(稼ぐ)というキャッチ―なセリフを目にして、当時の私の心は奪われました。やりがいも感じていて、好きな仕事をしているはずなのに、自分はなんて窮屈な、制限された世界にいるのだろう。そんな風に感じたのを覚えています。好きなことだけをして、好きな人とだけ関わって生きていく。(それって、最高じゃん・・と。)

実際に今フリーランスな働き方を手に入れて感じることは

好きな人に会いに行く
好きな場所に足を運ぶ

もちろん、それはとても素敵なことだけど、実際にそれだけで『自分』が変わるわけでも、『自分の人生』が変わるわけでも『今いる現実』が変わるわけではないということ。日々起こる出来事とどう関わり、自分の花を咲かせる栄養にしながら、思考や行動を変化させていくきっかけにできるかどうかは自分にかかっているのだということです。

また、会社員という立場を手放して初めて、窮屈だと感じていた世界が、自分に与えてくれていた『お給料以外のもの』にも気づき、改めて長年自分を育ててくれた人や環境に、たくさんの感謝の気持ちが湧き上がってきます。

結論からいうと、好きな場所で、好きな人と、好きなことをして生きる(稼ぐ)そんなフレーズにあこがれた私はいま、『好きなこと』をするために、苦手なことにたくさん挑戦しながら、『好きなこと』を実現するために、嫌いなことをしている時間もたくさんあります。

ただ、そんな自分の『苦手』や『嫌い』の先に、実現したい未来や、自分以上に喜んでくれる人の顔がはっきりと頭に浮かぶことが私に力を与えてくれます。そして、『苦手』や『嫌い』と決めつけている中に、自分の強みや興味をたくさん発見することもできました。そして何より、試行錯誤しながら不器用ながら前に進む自分のことが、好きなんだと思います。

緊張の汗を書きながら、たくさん失敗をしながら、それでも向かいたい先を変わらず見据えて着実に進んでいると思えるような、生き方を選んでいること。『今』が未来のための犠牲や下積みではなく、この瞬間こそがかけがえのない瞬間であると感じられること。そして、日々の成長が自分ひとりでの成長ではなく、大切な誰かの力になること。

どこで働くかよりも、どんな自分で働くか。そして、誰と働くか。そういったことが大切なんだと実感した1年でした。

自分の持っている問が、未来の選択を決める

結局のところ、誰もが望む幸せな未来は今の自分の選択の積み重ねでしかなく、今どんな選択をするのか、まさにその質を上げながら過程を味わうことが充実感や幸福感に繋がっていくのではないでしょうか?

未来に築きたい関係があるからこそ、耳が痛いと思われても伝えたい言葉
未来に築きたい関係があるからこそ、今は伝えないことを選んだ言葉
未来に出会いたい自分がいるからこそ、選んだ選択
大切な人に、私はどんな姿を見せたいだろう?

今まで持つことのなかった問を得たことで、今まではしてこなかった選択や行動を繰り返しながら、今日も小さなチャレンジを楽しめる自分でいたいなと感じています。

今の仕事は辞めた方がいいよ
女性でも、今は仕事をする時代だよ
手に職をつけた方がいいんじゃないか
〇歳までには結婚した方がいいんじゃないか
こんなに長く続けたキャリアを手放すなんて勿体ない

たくさんの情報が溢れている中で、いろんな助言を受け取ることもあるかもしれません。ですがどんな選択が自分の在りたい姿に向かう選択になるのかを自分で考え、選び取ることをあきらめないでください。

自分を知る努力の先に、今まで気づかなかった自分の価値に触れることもたくさんあるはずです。自分にはつかみ取れていない本心さえ、あなたの中には眠っているかもしれません。

どんな環境にあっても、私は今、私の人生を生きている。そんな風に感じることができる心の状態を持って、かけがえのない日々を過ごしていけますように。大切な人も、自分も大切にしながら、すすんでいくために、自分の本当の願いや声を聞くこと。

そんな、自分の人生をよりよく生きることをあきらめない、あなたの一歩を全力で応援しています。

 

藤田 純子 -コンセプト-

 

 

関連記事

  1. 人のキャリアは、 偶発的な出会いが8割

  2. バッターボックスに立てる自分でいるか?

  3. 新しい自分に出会えた節目

  4. あなたを一番身近で応援してくれる存在は?

  5. 一歩踏み出せなかった理由-3000円のトマトはなぜ売れた?-…

  6. 継続セッションのご感想

Profile

TCS認定コーチ/一般社団トラストコーチング法人営業部
藤田 純子(Junko Fujita)


大手人材会社で8年間医療福祉業界の人材サービス業に携わる。手がけたスタートアップのうち、介護職の人材紹介部門はのちに業界トップシェアを獲得。
その後、同社人事部にて教育部門を設置。新人研修、リーダー研修など年間のべ1,500人以上の幅広い社内の人材育成研修を担当する。


現在は、トラストコーチングスクール認定コーチ型研修講師として、企業研修や、ビジネスパーソンへの個人コーチングを提供。