1冊のテキストの『価値』とは

企業の管理職の研修も、新人の研修も同じテキストで行えるんですか?イメージがつかないのですが、、と困惑されることが度々あります。トラストコーチングの一般講座でお届けしているテキストはあらゆる階層の研修にお役立ていただいていますし、もっと言えば大学生の方、専業主婦の方などあらゆる立場の方に、それぞれに違った気づきをお持ち帰りいただけるテキストです。

これだけだともしかすると、より???となってしまうかもしれませんね。

実際に私もTCSを受講して2年がたちますが、受講当時とはまったく異なって感じられるページや、沸き起こる感情の違いを感じますし、開講するお1人お1人に対しても、各ページで出てくるエピソードや味わう感情は変わります。一冊のテキストの1ページ1ページに、数十個は込めらえれていると言われる『意図』が、その時その方に必要な響き方をして、『自分だけのテキスト』になっていくことは、TCSの大きな魅力のひとつ。

私たちの悩みのほとんど、だとも言われる『人間関係』。多くの人が自分と波長の合う人とは関係を築く力を持っていますが、誰だって、合わないと感じるけれども関わる必要がある相手や、大切なのに思うような関係性を築くことができないと感じる相手を思い、悩んだ経験は持っているのではないでしょうか。

TCSでコーチングを学ぶことが単なるスキルのインプットに終わらないのは、どんな人や状況を頭に描きながら、在りたい自分へ向かうために自分と向き合う時間を持つかで、これまで持たなかった問や視点が、じわじわと自分の見ている景色を変えていくからです。

私たちコーチはそんな思考の邪魔をせず、時に必要な情報提供やフィードバックをしながら、ただ同じ方向を見て伴走するのみ。

今日、こんなことを書きたくなったのは、『好き嫌いが激しくて、困っている。それでいいと思う自分もいるけれど、やっぱり自分が変わる必要があるのかな・・』と以前TCSをご受講くださった方が、チームを率いての目標達成ができたという嬉しいご報告をくださったから。

『〇〇として、信頼される存在になりたいんです。』と言っていたクライアントさんが、まさにそんな存在になって活躍されている姿に、コーチってなんて幸せな仕事なんだろう、と心から嬉しくなりました。

 

とても有能な方ほど判断が早い余り、良い、悪いというジャッジ思考で関わる傾向があったり、とても優しい人ほどたくさんの感情をキャッチする余り自分の大切にしたいことを大切にできていなかったり。

普段、考え方の細部まで人と比べるわけではないので、自分の特徴は以外と自分で気づけません。そんな、自分の傾向を知り、相手と自分は違うという前提で関わり方を工夫していくだけでも、日常のコミュニケーションは格段に変わっていきます。どんなに自分自身を奮い立たせても、1人でできることには限りがあります。あなたが手に入れたい未来のために誰とより関係性を深めていけばよいでしょうか?

今年も、もう間もなく終わりが近づいていますが、来年は誰とどんな未来を描きたいですか?来年こそは!という想いや目標がある方は、ぜひコミュニケーションの力を味方につけてみてくださいね。

※2020年の開講は締切をしております。2021年1月以降のご希望日程をお知らせください。

 

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Profile

TCS認定コーチ/一般社団トラストコーチング法人営業部
藤田 純子(Junko Fujita)


大手人材会社で8年間医療福祉業界の人材サービス業に携わる。手がけたスタートアップのうち、介護職の人材紹介部門はのちに業界トップシェアを獲得。
その後、同社人事部にて教育部門を設置。新人研修、リーダー研修など年間のべ1,500人以上の幅広い社内の人材育成研修を担当する。


現在は、トラストコーチングスクール認定コーチ型研修講師として、企業研修や、ビジネスパーソンへの個人コーチングを提供。