「船を編む」から、言葉について思ったこと

生活様式も変わり、増えたことのひとつが映画鑑賞。この週末は、コーチ仲間におすすめいただき、気になっていた「船を編む」を始めて視聴しました。

言葉の意味を知りたいとは、誰かの考えや気持ちを正確に知りたいということです。
それは人と繋がりたいという願望ではないでしょうか?
(作中より)

その言葉を、この人はどんな意味で使っているのかな?ということに、アンテナを立てて注意深く聞くようになったのは、まさにここ数年の話で、それまで、相手の言っていることを本当に無意識に、自分なりに解釈してわかったような気になっていることも多かったと思います。

「船を編む」は一冊の辞書ができるまでのお話し。コーチになってから、改めてふんわり使っているこの言葉の定義はなんだろう?とたまに辞書をひくことがあるのですが、一語一語こんな風に、誰かが頭を捻りながらしっくるくる表現を探しているのだとしたら、と辞書を作る方の立場を初めて想像しました。

もし、『ねぇねぇ、「恋」ってどういうものなの?』と子どもに聞かれたら、どんな風にあなたなら説明しますか?(映画中に“恋”の定義がでてきます^^)

記憶も感情も、言葉によって認識をして、残されていくわけでそれを、さらに色濃くするのもそれを誰かと共有するのも、また言葉の力なわけです。

私自身も、もっともっと感謝の気持ちや、応援したい気持ちを伝えたいのに、どう言葉に直したら伝わるのかわからなくてもどかしいなと思うことが今でもたくさんあります。

相手のことを、とても大切な存在だと思っていても、それを伝えるのは言葉の力。

相手のことを、心から応援したいと思っていても、それを伝えるのは自分の言語化力。

そして、それをこえる行動から魅せる、メッセージなのだと思うと、

伝える努力をしていくのも、気持ちを伝えるために言葉になおす力を磨いていくのも、もはや自分のためだけにあらず、相手への優しさにあふれた努力だなと感じます。

そして、それをいろんな角度から相手のためのメッセージを伝える術を学び探し続けていく、コーチという生き方はめちゃくちゃ魅力的だとも。

 

身近な大切な存在の、コーチになる。そんな方に1人でも多くこれからも大切にお伝えしていきたいと改めて感じました。

 

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Profile

TCS認定コーチ/一般社団トラストコーチング法人営業部
藤田 純子(Junko Fujita)


大手人材会社で8年間医療福祉業界の人材サービス業に携わる。手がけたスタートアップのうち、介護職の人材紹介部門はのちに業界トップシェアを獲得。
その後、同社人事部にて教育部門を設置。新人研修、リーダー研修など年間のべ1,500人以上の幅広い社内の人材育成研修を担当する。


現在は、トラストコーチングスクール認定コーチ型研修講師として、企業研修や、ビジネスパーソンへの個人コーチングを提供。