埋めようがない「価値観の違い」に出会ったら

毎日を一緒に過ごす家族や、長年同じ月日を過ごしてきたパートナーであっても、「価値観の違い」を感じることは、きっと誰にだってありますよね。それぞれの環境でそれぞれの大切な経験を通じて、ひとりひとりが持っているものごとに対する考え方や捉え方が、同じなんてことはきっとないのだと思います。

普段であれば、「そっか~そう思うんだね。」と相手を尊重できていたことでも、リスクが伴う状況の中で、余裕が持てず思わず口出しをしてしまうということもあるかもしれません。

丁度、私にもこんなことを考える機会が身近に起こり、伝え方の難しさを感じていたところでした。

相手も、自分にも大切にしたいことがあり、どうしても曲げられない。そんな話をしているときには、相手にわかってほしい、わからせてやろうと話している瞬間の自分に気づきます。

そして、そんなときの自分はいったいどんな形相をしていたことか。。

必要なことは、話し合って解決していこう。というのは、大切にしたいと思っている価値観のひとつなのですが、冷静に考えてみるとどちらか一方だけの言い分が正しいとか悪いということもない事柄もたくさんありますよね。こと人間関係においては、すべての起きたことに白黒つけるまでつきつめる必要もなかったりします。

そんな風に頭ではわかっていても、ついつい熱くなってしまい後から反省することもありますが(笑)

その問題、本当に”今”白黒つけないといけないこと?

築いていきたいと思う未来の関係に思いを馳せながら、余白を残して、まだ少しもやもやする気持ちを箱に閉まって、大切に心の棚にしまっておく。

そんな感覚で、譲れないけれどもどうしても相手と食い違う価値観に関してはしまっておくのも、ひとつかもしれません。もやもやする気持ちを大切に箱にしまったら、目の前の相手とどんな風にこれからまた関係を重ねていきたいか。そんなこれからに目を向けられる人でありたいと改めて感じたのでした。

時間がたって、その箱を開いたときに、しまっていた気持ちは少し形を変えているかもしれない。違いを楽しむ、余裕が生まれているかもしれない。そんな未来に、期待してもいいと思うのです。

人間、何か気になることがあればそのことばかり考えてしますうようにできていますが、相手にわからせたい、わかってほしいと強く思う奥には、自分のどんな気持ちが隠れているのかを考えてみてもいいかもしれませんね。

 

 

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Profile

TCS認定コーチ/一般社団トラストコーチング法人営業部
藤田 純子(Junko Fujita)


大手人材会社で8年間医療福祉業界の人材サービス業に携わる。手がけたスタートアップのうち、介護職の人材紹介部門はのちに業界トップシェアを獲得。
その後、同社人事部にて教育部門を設置。新人研修、リーダー研修など年間のべ1,500人以上の幅広い社内の人材育成研修を担当する。


現在は、トラストコーチングスクール認定コーチ型研修講師として、企業研修や、ビジネスパーソンへの個人コーチングを提供。